一日10分で若々しく生きる秘訣
(71歳、男性)
2005年の秋、友人たちとのゴルフを終えて家に帰り、車からキャディバックを出していたとき、前へ転倒しそうになり、座り込んでしまいました。
70歳を超えると膝も弱まり、足の力も劣るというのが、人ごとではないということがわかりました。
膝が弱くなってきたので、階段の昇り降りも楽ではありませんでした。
時間をかけてやっとの思いで昇っていました。
薬を飲もうとしていましたが、ダンワールドのある脳教育トレーナーが「つま先叩き」をすすめてくれたので、毎日200回ずつ行なうことにしました。
つま先たたきは、足を伸ばし、両足のかかとをつけ、親指をトントンとたたくだけの非常に簡単な運動です。
200回にかかる時間は約2分ほどですが、最初はその2分も退屈に感じられました。
しかしながら、一旦はじめたことですし、効果が出るまでやってみようという信念で、時間ができるたびにつま先たたきを行ないました。
2ヶ月くらい経った頃でした。
膝はもちろん足に結構力がついてきて、行動が敏捷(びんしょう)になっていることを実感することができました。
以前は、テニスをやると、ふとももやふくらはぎが突っ張ったり、足に痙攣(けいれん)が起こったりしていました。
また、次の日まで足が硬くなっていて苦労していましたが、いつからかそのような症状がすべて消えていたのです。
効果を体験してからは、つま先たたきがさらに楽しくなりました。
つま先たたきはたくさんやればやるほどよいと言うので、200回から500回に、そして5か月後には1,000回に回数を増やしていきました。
今は、一日でも欠かすと、むしろ体がおかしくなりそうになります。
膝のためにつま先たたきを始めたのですが、今は膝だけでなく、体が10年前よりもさらに健康になっているような感じがします。
実際、便通もよくなり、顔色も明るくなりました。
朝のミーティングに出ると、みんなが「最近よいことでもありますか」「何の薬を飲んでいますか」などと挨拶をしてきます。
70歳を超えると、自然と健康に関する話が多くなりますが、私はそのたびにつま先たたきについて話をします。
最近は、友人の間でつま先叩きに関する口コミが広がり、あちこちから問い合わせの電話がかかってきます。
一番たくさん聞かれたのは「1,000回をどう数えますか」という質問でした。
それで、私は今までやってきた自分のやり方を教えてあげました。
はじめは、指で回数を数えながらやっていましたが、後には携帯で時間を合わせて、10分間に何回できるのかを調べてみました。
10分間に約1,200回くらいできました。
しかし、この頃は時間はあまり意識しないで、テレビでニュースを見るときや、音楽を聴きながらやっていると言ってあげました。
このやり方でゆっくりやっても、ゆうに3,000回はできると言ったら、友人たちもそれが良さそうだと皆がうなずきました。
今は周りの友人たちもつま先たたきの効果に感嘆しています。
ある友人は、2時間おきに排尿感を感じるのでよく眠れなかったのですが、最近は5時間くらい熟睡していると言い、あるほかの友人は頭がすっきりしてきて、集中力がよくなり、頭の回転が速くなったような気がすると言っていました。
この間、友人との囲碁の約束で車で出かけたとき、家に眼鏡をおいて出た時がありました。
私は不安になり、家に戻ろうと交差点で信号を待っていたのですが、向こうにある案内板の文字がはっきり見えました。
元々眼鏡をかけないと見えなかった文字でした。
その日以来、特に視力を測ってみたわけではありませんが、眼鏡をかけないで通えるほど視力がよくなりました。
今まで約20か月の間、つま先たたきをやってきて、感じたことがあります。
運動もあれこれやってみるのではなく、一つでも根気よく行うとき、その効果が期待できるということです。
私の体は日々生まれ変わり、気分も日々若返っています。
私の体験が他の方たちにも役立ってほしいと願っています。
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